Tuesday, April 19, 2011

The Hardest Job is Done!

しばらくの間入院中のワタクシのブーツに、アリゲスキンを縫いつけ強化するという大変な作業が昨日完了しました。
ジャックの靴専用に作られた1920年製のごっついソーイングマシン(ミシン)に、太めのニードル(針)をつけ、ゆっくり
と歯車を手でまわしながら、ひとつひとつ縫っていくという、地味な作業です。カウ&アリゲータの分厚いスキンを突き通すには毎回、確実にニードルを真っすぐに下ろさないと折れてしまうし、ちょっと慣れたからといってスピードを上げたりすると先が曲がってしまって使い物にならなくなります。
平らな物を縫うのならともかく、ブーツのつま先近くまでニードルを走らせるのはほとんど不可能。ジャックひとりでチャレンジしましたが、3本針を駄目にしてしまったため、ワタクシが昨日参加となりました。
残された一本のニードルを駄目にしてしまうと、またジャックが買い出しに行かなければなりません=完成日がのびてしまう。この最後のニードルに全てを賭けてふたりでスタートです。比較的簡単な所はもう
ジャックが終わらせていたため、ハードコアな所だけが残っていました。ぎゅっと両手に力を入れ、ひとつひとつゆっくりと進んで行きます。ディレクションはジャックで、ワタクシは力仕事の担当です。30分ほどで、片方がなんとか完了。そしてもうひとつがはじまります。こちらも焦らずゆっくりと進んで行きます。そして最後の最後あともう1cmというところで、ニードルさんはギブアップしてしまいました。二人とも5秒程、沈黙がありました。「フィニッシュ!」というジャックの言葉と同時に「オッケ〜!」とワタクシ同意。うまくいった方だと思いますと同時に、「ほかの客だったら、こんな大変な仕事やらん!」と、特別に扱ってくれたジャックにココロから感謝でごさいます。ジャックだけは、このブーツをわたくしがどれだけ愛着してい
るか分かってくれています。13年もずーっとジャックに治療してもらってますからね♡何がそんなによくて、こんな古いブーツを履いているかって想いの方もいるかとおもいますが、古い物(特に革製品)には新品にはない、自分だけのキャラクターやテイストが刻まれていき、プライスレスな自分だけのヴァリューとスタイルがついていくのですよ。ま、新製品やピカピカブランド思考のニッポン人には、わかんね〜だろ〜な〜♨

「テット懐メロん第三回」!は、ずばり!!! 1975年にリリースされ、ワタクシの父親の45RPMレコードとして発見され、小学生の頃よく聴いていた名曲です。ムカイちゃんにしか、わかんね〜だろ〜な〜。
http://www.youtube.com/watch?v=fPWQEf4WJEk

2 comments:

Unknown said...

また名指しかよ!w
ということでもちろん、わっかんねぇだろうな〜は分かってます。

TET said...

え〜味出てるよね、歌詞も歌手も♡