Thursday, February 4, 2010
My Shoe Repair Friend Jack
バイクマンの自分はブーツ好きで、修理、お手入れの時は、いつもロシア人のジャック(アメリカ名)にお世話になります。このセンドラのブーツは12年前にスペインのマドリッドの店頭でフォーリンラブしてしまい、いままで一緒に色々な人生を歩んできてくれた、Mis Botas favoritas(マイ フェイバリット ブーツ)であります。何度も『い〜ね、そのブーツ』と聞かれる重たくてゴッついブーツ。一体、何度DRジャックに治療していただいたことか。今回はちょっとした皮膚の移植をしてもらいました。皮の薄くなった所にスキンパッチを内側からと外側に貼ってもらい、保ちを強化するという作業。出来上がりは『やっぱり。。。』とちょっとあせるくらいのだささだった。。。が、心を込めて直していただいたブーちゃんを『ぶさいく』なんて思って履けば、バチあたってコケるはず。そう思えば、5秒後にはパグ犬のように、かわいらしくみえてきた。ジャックいわく、「ちょっと履けばいい味が出てくるからファイン!ドント ウォリー!」そして自分の履いていたカモフラの皮パンを見て、「次回のパッチはそのパンツの色みたいに緑の皮を貼ってあげる」だそうだ。10年後、このブーツは素晴らしくイカしたオリジナルの「美術館ピース」となるんだろうね。 それとジャックはいつもニコニコのかわいらしい人です。「写真だからもっと笑って」っておねがいしたら、「最近前歯がほとんどないから、オー、ノー!」だそうだ。いつもありがとう。
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3 comments:
退院おめでとうございます。
たいしたケガではなく、それとDRの腕が良かったのが何よりです。
以前、横に並んだ事がありましたが12歳のスペイン産まれとは知りませんでした。
物を大切に出来る方は、「人」も又と思います。
使い捨てよりも特別な一生物を大切にしたいですよね。
マコさん、
おかげさまで、今回はそんなに時間がかからずでなによりでした。昔から親に物を「大事」にする事を学び、高校生ぐらいまでは全て手に入れる物は「新品」ばかりでした。「いい物は長く保つ」といつも教えられ、17歳の時に買ってもらったスエードのジャケットは十年後あたりからすごくいい「味」が出て来ました。とても気に入っていた物でしたので、大親友のD君に帰国前、プレゼントしました。
11歳のとき、人生はじめて買ってもらったヤマハのミニモトクロス(1984年製)のバイクは未だに実家の部屋にピカピカに保存してもらっていて、帰国中、時々、エンジンをかけてあげてます。今現在の僕の愛車VF1000F君も1984年製なんですよ。
話は戻り、「皮」製品は、着れば着るほど味がでています。自分の体のラインが段々とそのレザーに出て来て、長年を経て、自分の「スキン」と化します。
僕のアリゲーターのお財布くんはまだまだ若いですが、十年後には、いい感じの「味」がでてくるとこでしょうね。マコさんも、あの特注のすてきな皮パン、自分だけにしかわからない、いい「味」が出てくるはずですよ。
「良い物は長く保つ」ご両親の仰る通りだと思います。
大切な教えや、気持ちは受け継がれていくものだとそう私は信じています。
19歳の頃初めて出会った rip van winkleと言う日本の洋服の馬の革のレザーパンツに出ってに感動しました。
十年が経ち「アントン」と言うビッグインパクトで革に対する価値観が大幅に変わりました。
洋服を飛び越えそれはもう芸術だとそう感じました。
TET君にスタイリングして頂いた、一生物のアントン「アート」レザー、いつの日か自分の肌の一部になるのが今から楽しみでしょうがありません。。。
PS
いつの日か宝物のミニモトクロスにも出会いたいですね。
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