Wednesday, October 13, 2010

My Favorite Guy from Sweden



スナフキン(典: Snusmumriken、芬: Nuuskamuikkunen)
自由と孤独、音楽を愛する旅人。物事を所有することを嫌う。冬の来る前に南へ旅立ち、春の訪れとともにムーミン谷に戻ってくる。アニメーション版では理知的で静かな大人という雰囲気のキャラクターである。これは子供らしさを残す主人公のムーミンに対して、その人生観や世界観によって影響を与えていく、いわば「導き手」として焦点化されたストーリー上の役割によると考える人もいる。
原作のスナフキンは理知的ではあるが孤独を好み、どちらかといえば人づきあいが苦手な人物として描かれている。立て札や看板が嫌いで、公園の「芝生に入るべからず」のような立て札を見て怒り、抜き捨てたこともある。心を許しているのはムーミンなどごく一部の人々にすぎず、『ムーミン谷の十一月』ではヘムレンさんなどの他人に対してひどく無愛想である。しかし『ムーミン谷の夏まつり』では、やむを得ず引きとることになった何人もの孤児たちを世話するという奮闘ぶりを演じた。
『楽しいムーミン一家』では、ムーミン一家以外の人たちに対しても無愛想になる事はなく、友好に接している。何かと事件解決の突破口を作ることも多い為か、親友であるムーミンを始め周囲からは信頼され頼りになるキャラクターという設定である。
日本名のスナフキンは英語名のSnufkinからの孫訳で、原作のスウェーデン語ではスヌスムムリク(嗅ぎタバコを吸う男の意味)という名で登場する。「スヌス」が「かぎたばこ」、「ムムリク」が親しみを込めて言う「あいつ、野郎」という意味を表すスウェーデン語なので「ムムリク」は種族名ではないと考えられる。日本語訳ではなぜか「ムムリク」を種族名のように扱っている。
彼の自由気ままな生き方は、原作読者・アニメ視聴者の子供たちはもとより、日々の生活に疲れた一部の大人たちの郷愁・憧れも誘い、「スナフキン的な生き方」は理想の生活、スローライフの代名詞としても用いられることもある。

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