Tuesday, May 11, 2010
Feeling Philly
今回は、映画『ロッキー」や、牛肉とチーズのサンドイッチで有名なフィラデルフィアにミニトリップしてきました。Philadelphiaは、ペンシルベニア州最大の都市であり、北米有数の世界都市でもあります。 同市は名門ペンシルベニア大学や工学系に強いドレクセル大学、日本にもキャンパスを置くテンプル大学を抱えるなど学術都市でもあります。マンハッタンからバスでやく1時間半くらいの距離で、以前、映画や写真撮影のため何度か訪れた事のある町でしたが、今回は友人、日本とブラジルのハーフのアレッサンドロ君に会いに行きました。
街に到着し、まず感じた事は、大きな「ブルースカイ」と「キレイ」な街並。「これでもか!」と周りのビルと競争心たっぷりの重厚なマンハッタンの摩天楼とは違い、高すぎない多すぎない近代的なインテレクチャルなビルで形成されており、地上は常に太陽の光がさしている。都市圏はアイリッシュ系アメリカ人の白人都市で治安の良好さを直感させられるが、実は一歩渡ったデラウェア川の対岸、ニュージャージー州カムデン市は全米で最も危険な都市のひとつとして知られている。だが街を歩けば、よくマンハッタンで見かけるような「動物」的な狂ったホームレスや、一瞬クラっとくるような悪臭のゴミの山を見かけない。コンクリートジャングルの「動物園」から、まっとうに生活している「人間界」へと来た感じがした。
エレベーターに乗り6階の彼の部屋に入ると白く、明るく、優しい。フロリダやロスアンジェルスの部屋の明るさに近い「自然のライト」を生活の中に感じられた。窓から外を覗くと礼儀正しく建てられた摩天楼。渋谷の高層マンションに住んでいた頃に自分の部屋から美しく見えた新宿を毎日飽きずに眺めていた頃を思い出した。
早速街を歩いて探検です。巨大な壁画があちこちに見えます。これはあるアーティストの組織と政府が共同し、少年たちが壁に落書きをするのを防ぐための「反グラフィッティ」対策、そして人々にフィラデルフィアの歴史を伝えるというのが目的で創られました。歩いていて気づきましたが、マンハッタンでは常に耳にする消防車、救急車、ポリスカー、バスや一般車のクラクションが全く耳に入ってきません。やさしい太陽の光の中、時々ヨーロッパを感じさせる小さな路地や教会を発見したりで、ニューヨークとは違ったヒストリーを感じました。古代ギリシア語で「兄弟愛の市」を意味する(フィロス=愛、アデルフォス=兄弟、ア=都市名につく語尾形)「フィラデルフィア」でありました。
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